「お母さんの骨が溶けています。」
83歳の母は末期の乳癌で、肺、肝臓、リンパに多数の転移がありますが、認知症があるため意思表示が上手くできません。
12月からいろんなアクシデントが重なり、母の体調が少し悪くなっているようでした。
喘息のような呼吸音を出したり、今まで出したことのない痰がでました。
臨時で訪問看護師さんが来てくれて観察し、医師の往診も受けました。
医師からは、「緊急性は無さそうなので、お正月明けまで様子を見ましょう。」ということになりました。
この時の私の予感は、「転移している肺の癌が、呼吸に苦しくさせているのかな?」と思っていました。
お正月休み明けの1月4日。主治医の指示でCT検査を受けました。
検査後、すぐに電話がありました。
「お母さんの骨が溶けています。」
お母さんの骨が溶けています
骨が溶けている?
電話口の私は、とっさに、意味が理解できませんでした。
検査結果の伝達が、主治医→訪問看護師→介護士→ケアマネジャーさんとなっていたので、「どこかで間違えたんじゃない?」ともおもってしまいました。(失礼な話ですね。)
その次の言葉を聞いて、分かりました。
「乳癌が肋骨に転移し、肋骨が溶けている。
先生は、痛みがもっとあってもいいはずなのに、、、」とおっしゃっています。と。
打撲痛をホメオパシーでケアしていました
年末の出来事からお話します。
母が深夜に転び腰を強く打ったので、腰のレントゲン写真を撮りました。
幸いなことに骨折はしていませんでした。
立ち上がろうとすると激痛があるようで、「痛い、痛い。」と言います。
主治医はホメオパシーを理解してくれているので痛み止めや鎮痛剤の処方は出さず、今回も私がホメオパシーでケアをしました。
打撲や痛みに合うレメディーを母に毎日飲ませ、5日経ち、痛みがかなり減りました。
減ると以前のように動きたくなり、母は自力で動き始めました。
そしたら、また、ドスンと大きな音を立てて転びました。
2回目の転倒の後も、ホメオパシーで痛みのケアを続けました。
この10日間、打撲の痛みに合うレメディーをとり続けていました。
打撲痛のために選んでいたレメディーが、癌の痛みを緩和したようです。
癌の痛みに、モルヒネ(麻薬)を使ってもいいくらいのレベルと診断されました
CT撮影日から2日後に、主治医の診察を受けました。
主治医からの説明では
- 乳癌の腫瘍マーカー値は、上昇を続けている
- 血液検査値で、栄養状態が落ち始めている
- 食べていないわけじゃないので、癌に栄養をとられている
- 癌が骨にも転移している
- 夕べは初めて痛みで眠れなかったと報告がありました
CT画像を見ると、肋骨の3~4本が溶けて切れていました。
私は5年前に激しい咳が続き肋骨にヒビが入ったことがあるので、痛さの度合いが少し想像できます。
ちょっと体を動かすだけでも、激痛が走り、それはそれは痛い日々でした。
母は何本もの骨が溶けて消えている。とっても痛いにちがいない。と思いました。
主治医の診断
- CT検査と血液検査結果から診ると、モルヒネ(麻薬)を使ってもいいくらのレベルです。
※現代医学には「WHO方式がん疼痛治療法」があり、痛みが最も強い時(3番目のレベル)には麻薬を使って痛みを抑えます。
しかし、主治医は不思議がります。
母に痛みを聞いても、首を横に振り痛いとは言わないし、生活スタイルも、今までとほぼ変わりがない。
そこで、私は主治医に話しました。
私:「打撲痛に使っているホメオパシーレメディーが癌の痛みを緩和させている可能性があります。
実は、3年前の父も似たような状態でした。
末期の肺癌が骨に多数転移していました。
しかし、レメディーだけで痛みが緩和することができ、1番目レベルの鎮痛剤さえも1回も使いませんでした。
父に使っていたものを、今、母もとっています。」
私:「このまま、母の癌の痛みをホメオパシーでケアしたいと思っています。先生、どうでしょう?」
主治医:「ぜひ、使ってあげてください。」
癌の痛みは壮絶です
癌の痛みは、壮絶です。
癌治療をしない人達の中には痛みが出ない人もいると本で読んだことがありますが、医療者としての私は痛まない人を見たことがありません。(肺癌だった父以外に)
モルヒネ(麻薬)を使わないと、生きていられないほどに痛むのです。
しかし、モルヒネの副作用もあります。
依存性があるので少量では痛みが抑えられなくなり、投与量が増えていきます。
投与量が増える分、ボーとして過ごすようになり意識や感覚が無くなっていきます。
会話ができなくなっていくのです。。。
せっかく命を繋いでも、患者さんとコミュニケーションがとれなくなっていってしまいます。
患者さんや家族が、何を優先したいかを選択しながら医療を使っていく段階だと思います。
ホメオパシーは、生活の質を豊かにすることができます。
第一選択に、ホメオパシーを使ってみる
3年前に末期肺癌の父の看病をした時に、私が心に決めたことがあります。
「先ずはホメオパシーで痛みを緩和してみる。それでも、痛みが出た時には鎮痛剤を使う。」
幸いにも、父はホメオパシーだけで癌の痛みのケアができました。
ホメオパシーって、こんな仕組みなんだ!
と知っておくと、病気になった時の選択肢が増えます。
多くの人は、病気になってから選択肢を探そうとします。
病気の辛さと、選択できないもどかしさで、自分を見失いそうになっていきます。
じゃあ、どうしたらいいでしょうか?
病気になる前に、選択肢を広げておきませんか?
ホメオパシー”という選択に自信がつくセミナー
私は、25年間医療現場で働き、今は自然治癒力を使うホメオパシー療法家(ホメオパス)になりました。
これまでの私の実体験で得たものをお伝えするセミナーを開きます。
「本当にこれでいいのかな?」が「これで大丈夫!」に変わる!
保健師ホメオパス三森弥生の
”ホメオパシー”という選択に自信がつくセミナー