癌は末期(ステージ4)と分かった日
叔父の咽頭癌と向き合うホメオパスのサポート手記7
叔父のこうきさんは75歳。
高知の村で一人暮らしをしています。
2019年6月に咽頭癌と診断され、8月に手術を受けました。
姪の私が仙台からサポートをしています。
癌は末期(ステージ4)と分かった日
叔父のこうきさんは8月8日に手術を受けます。
昨日、主治医から電話がありました。
「こうきさんは、自分の病状を理解しているのだろうか?」と疑問を持ったそうです。
「家族に病状の説明をする必要がある」と判断し、こうきさんの了承を得て、私に連絡が入りました。
主治医と私で術前に話し合いが出来て本当に良かったです。
話し合いをするに当たって『医療職で良かった!』と心の底から思いました。
主治医:「こうきさんから病気のことをどのように聞いていますか?」
『切り出しから察して、私が信頼できそうなタイプの医師かもしれない』
私:「○○で、△△です」
主治医:「そうですか」
『会話の間合いや声のトーンから想定すると、こうきさんの理解度と病態にはかなりのズレがありそうだ』
私:「病名は、咽頭癌下位と聞いていますが合っていますか?」
主治医:「下咽頭癌です」(この違いについては、後ほど詳しく説明しますね。)
私:「ステージはいくつですか」
主治医:「ステージ4です」
『えーーー 咽頭癌の初期(ステージ1)だと思っていたよ』
こうきさんの場合、高齢者にはよくあることかもしれませんが、癌という病気への理解度がかなり低かったのです。
これまでの私は、こうきさんから得られた数少ない情報を元にサポートしてきました。
情報は、量よりも正確性が重要
医療職間の会話では言葉数が少なくても、専門用語を通うことで共通の認識を得られ短時間であっても正確な情報交換ができます。
得た情報を活かすためには、『専門的な経験』も必要です。
例えば、咽頭癌と下咽頭癌では病態や病後が全く変わります。
「下」の1文字が加わるだけで情報の質が格段に上がるのです。
癌において診断名と同じく病期も重要で、特に進行癌では治療方針の決定などに大きな影響を及ぼします。
病期とは、癌の進行度をステージという数字で表したのもです。
ステージには、1,2,3,4があり、数字が上がるにつれて癌が進行しています。
さらに体内に癌が広がっているか(転移)の目安にもなっています。
主治医からの説明で『診断名・病期(ステージ)』を知り、こうきさんの病態が理解できたことで
治療方針が理解できました。
当初私が想定してた”ステージ1”と正確な診断結果の”ステージ4”では、サポート内容が大きく異なり、
これから、こうきさんに合わせた新しい計画を立てることにしました。
こうきさんを通していろんなことに気づく日々です。
私の夢は、現代医学とホメオパシーが、お互いの得意なことを理解し合う現場づくりです。
「病院での治療を望むけど、自然療法や代替療法も気になる」というクライアントさんに向けて、現代医学とホメオパシーの両方を理解している私にしかできないサポートを行っていく!と、決意を新たにしました。